春先に行われた瓦技能士の競技会に行ってきた様子をアップします。競技会は決められた課題を時間以内に、いかに綺麗に瓦を葺き上げることが出来るのかを競う大会です。今回は福岡で行われました。知り合いの職人さんも何人か出場していたので応援も兼ねて行ってきました。
全国各地から職人が集まり技を競います。課題は年どしで変わりますが、事前にしっかりと練習をして臨まないと完成しないような難易度となっています。
普段の業務違い、ビス止めが必要なところ以外は電動工具の使用が出来ないため、手作業で早く、正確に瓦を加工することがポイントとなってきます。瓦を切るためには鏨(たがね)と金槌を使用します。必要以上に切り落としたり欠けさせたりすると減点となるため神経を使います。
瓦の加工技術、瓦を選別し(焼き物でねじれがあるため)屋根に葺く技術、そして時間内に課題を終わらせる技術等、2日間で職人の限界が試される大会でおおいに刺激をうけました。